かぼちゃには種類があります。
スーパーで売られているかぼちゃはほとんどが西洋かぼちゃでしょう。
西洋かぼちゃと日本かぼちゃの違いってわかりますか?
簡単に見分けるのは見た目です。
溝が深くデコボコしているのが日本かぼちゃ(東洋かぼちゃ)です。
表面がツルッとしているのが西洋かぼちゃです。
同じかぼちゃでもカロリーや栄養はどう違うのでしょうか?
気になるところですね。
ということで、今回は西洋かぼちゃと日本かぼちゃのカロリーや糖質、栄養を比較してみました。
そして煮物に向いているのは、どちらなのかも調べてみましたよ^^
西洋かぼちゃと日本かぼちゃのカロリー比較
早速、それぞれ生の状態で可食部100gのカロリーを見てみましょう。
カロリー | |
西洋かぼちゃ | 91kcal |
日本かぼちゃ | 49kcal |
圧倒的に西洋かぼちゃの方が高いですね。
これは食べてみるとわかると思いますが、西洋かぼちゃの方が甘みが多いです。
でもこれをゆでるとまたカロリーが変わります。
カロリー | |
西洋かぼちゃ | 93kcal |
日本かぼちゃ | 60kcal |
日本かぼちゃはゆでると、カロリーが大幅にアップするんですね。
驚きです。
かと言ってかぼちゃを生で食べるのは、ちょっと無理っぽい・・・
かぼちゃは結構、満腹感を得られる食材ですよね。
100gも食べればそこそこ満足します^^
カロリーはそこまで多くない感じでしたが糖質はどうなんでしょうか。
糖質の比較
西洋かぼちゃの方が甘みが多いので糖質もやぱり多いのでしょうか。
これも生の状態で可食部100gで比べてみました。
糖質 | |
西洋かぼちゃ | 17.0g |
日本かぼちゃ | 8.3g |
やはり西洋かぼちゃの方が多いですね。
日本かぼちゃの倍はあります。
でもこれもゆでると変わってきます。
糖質 | |
西洋かぼちゃ | 15.1g |
日本かぼちゃ | 9.9g |
ゆでると西洋かぼちゃは糖質が減るのに対して日本かぼちゃは増えます。
これは不思議な現象ですね。
カロリーと糖質は西洋かぼちゃの方が多かったのですが、栄養面ではどうなのでしょうか。
栄養の比較
かぼちゃはどちらかというといも類に近いですね。
色も濃いので、かなりいろんな栄養素が入っていそうです。
生の状態で可食部100gの栄養素です。
西洋かぼちゃ | 日本かぼちゃ | |
炭水化物 | 20.6g | 10.9g |
カリウム | 450mg | 400mg |
リン | 43mg | 42mg | βカロテン | 4000μg | 730μg | ビタミンK | 25μg | 26μg | ビタミンE | 6.3mg | 5.1mg | ビタミンC | 43mg | 16mg | 葉酸 | 42μg | 80μg |
さすがに緑黄色野菜だけあってβカロテンは多いですね。
βカロテンは抗酸化作用や免疫力アップにつながるので積極的に摂ると健康に役立ちますよ。
それにカリウムも豊富に含まれているので、水分、塩分を排出してむくみ解消や高血圧にも効果があります。
またビタミン類が豊富なので、アンチエイジングや疲労回復などにも効果を発揮します。
葉酸も豊富に含まれているので、妊婦さんはぜひ食べてくださいね。
全体的に見ても西洋かぼちゃの方が栄養価が高いです。
かぼちやは「冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない」と言われるぐらい栄養が豊富なので冬至の日にはぜひ、かぼちゃを食べましょう!
煮物のカロリーは?
かぼちゃのメニューで代表的なものと言えば「かぼちゃの煮物」ですよね。
でも「いつも通りにかぼちゃの煮物を作ったのに失敗した」って人もいるのではないでしょうか。
実はかぼちゃによっても煮物に向き不向きがあるんです。
煮物に向いているのは西洋かぼちゃです。
西洋かぼちゃは、甘みがありホクホクしていますからね。
日本かぼちゃが煮物に合わないのは水分が多いからです。
煮物にすると実が溶けてしまいます。
煮物にする時は西洋かぼちゃを使ってくださいね。
さて、煮物にした場合のカロリーも気になるところです。
という事で西洋かぼちゃを使ったかぼちゃの煮物1人分の材料とカロリー、糖質をみてみましょう。
かぼちゃの煮物1人分
材料 | 分量 |
かぼちゃ | 60g |
だし | 1/4カップ |
薄口しょうゆ | 小さじ1/2 |
みりん | 小さじ1/2 |
この材料で、カロリーが66kcal
糖質が11.8gです。
それほどカロリーも糖質も高くないですよね。
西洋かぼちゃは甘みが多いのでお砂糖を使わなくても、みりん少々で食べる事が出来るのがいいところです。
ちなみにかぼちゃの天ぷらの場合は、60gでカロリーが197kcal、糖質が17.2gです。
かぼちゃをコロッケにした場合は、50gでカロリーが232kcal、糖質が13.2gです。
天ぷらやコロッケにすると100gなんてあっという間に食べてしまいますよね。
調理法によってもカロリーは変わってくるので、食べる量は加減した方がいいです。
まとめ
今回は日本かぼちゃと西洋かぼちゃのカロリーや糖質、栄養を比較してみました。
全て西洋かぼちゃの方が多かったですね。
どちらを選ぶかはメニューによっても変わってくると思いますが、西洋かぼちゃの方がどの料理とも相性がいいです。
西洋かぼちゃは、カロリーも糖質も日本かぼちゃに比べると多いですが、食べすぎなければ大丈夫!
かぼちゃは栄養が豊富なので、積極的に食べたい食材ですね。
今回の記事がお役にたてれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。