トマトはヘルシー食材という認識が強いですよね。
サラダには必ず入っているし、緑黄色野菜なので栄養も豊富そうです。
でもだからと言ってトマトだけ食べていれば大丈夫と思っている人は危険ですよ。
トマトの食べ過ぎは結果的に太ってしまいます。
それはなぜなのか?
今回はトマトのカロリー、糖質、栄養の順番にご紹介して最後に太る原因について説明しますね。
目次
トマト1個のカロリー
トマトの大きさにもよりますが中サイズで1個150gぐらいあります。
すごく低いですよね。
少し小さいサイズだと100gぐらいで、カロリーは19kcalしかありません。
たくさん食べても太る心配はないでしょう。
でもそのまま食べるとカロリーの少ないトマトですが、マヨネーズやドレッシングをかけて食べるとカロリーは簡単にアップするので注意が必要です。
ちなみにマヨネーズやドレッシングのカロリーを載せておきますね。
量は大さじ1杯分です。
カロリー(kcal) | |
マヨネーズ | 84 |
フレンチドレッシング | 61 |
イタリアンドレッシング | 31 |
サウザンアイランドドレッシング | 62 |
かけるものでカロリーが大幅に変わりますね。
トマトだけだから安心と思って、これらのものをトッピングするとなぜか痩せないという事態になってしまいます。
カロリーは低いトマトですが、では糖質はどうなんでしょうか。
カロリーが低くても糖質が高いと食べ過ぎると太る原因になります。
糖質
先ほどと同じ中サイズの大きさ150gで糖質は5.4gです。
少し小さいサイズ100gで3.7gです。
これが低いのか高いのかよくわからないと思うので、その他の野菜と比べてみましょう。
トマトと言えばサラダをイメージしますよね。
なので、トマトと一緒に食べそうな野菜と比較してみました。
量は同じ100gで見ていきましょう。
糖質(g) | |
トマト | 3.7 |
きゅうり | 1.9 |
キャベツ | 3.4 |
ブロッコリー | 0.8 |
レタス | 1.7 |
これを見てもわかるように、トマトって意外と糖質が高いんです。
それに水分が多いので食べてもあんまり満腹感を得る事が出来ないですよね。
そうすると5個とかペロッと食べてしまいそうです。
その糖質は、中サイズになると27gもあります。
プチ糖質制限ダイエットなら1食30gぐらい糖質を摂れるので、ギリギリセーフです。
でも、糖尿病などで糖質を制限されている人は1日に30~60gしか糖質が摂れないのでこの糖質量だと多すぎます。
食べすぎには注意が必要な野菜ですね。
とはいえ、トマトは栄養が豊富です。
どんな栄養があるのかついでに栄養も見ていきましょう。
栄養成分
トマト100g中に含まれる栄養成分です。
栄養成分 | 量 |
カリウム | 210mg |
βカロテン | 540μg |
カルシウム | 7mg |
マグネシウム | 9mg |
リン | 26mg |
葉酸 | 22μg |
ビタミンC | 15mg |
トマトは緑黄色野菜なのでβカロテンが豊富に含まれています。
βカロテンは体内でビタミンAに変換されお肌や健康にはとても重要な働きをしています。
その他にもマグネシウムやリンなどのミネラル成分も含まれています。
ビタミンやミネラルは食品から摂取しないと体内で作る事が出来ません。
不足すると生活習慣病になったり、がんになったりすると言われているので積極的に摂るようにしましょう。
そしてトマトと言えばリコピンが含まれていることで有名ですよね。
このリコピンは活性酸素を抑制する働きがあるので、美容・健康には欠かせない成分です。
リコピンをたくさん摂取していれば活性酸素から体を守ってくれますよ。
トマトの食べ方
リコピンは熱に強く、油と相性がいい事が分かっています。
つまりトマトをオリーブオイルで炒める食べ方が一番リコピンをたくさん摂れる食べ方です。
トマトを過熱するメリット
ちょっと話がそれますが、ここでトマトを加熱して食べたらどんなメリットがあるのかお伝えします。
- リコピンをたくさん摂れる。
- 水分を飛ばす事が出来る。
- 体を温める。
過熱することで、トマトをたくさん食べても大丈夫です。
でもトマトだけにするのではなく、ほかの野菜も一緒に食べるようにしてくださいね。
とはいえ、トマトといえばサラダとかそのままとか、あまり過熱して食べる印象ってないですよね。
トマトを過熱して食べるとメリットがあることはわかりましたが、どんな料理が過熱したトマト料理に適しているのでしょうか。
そこで今回は、トマトの栄養やメリットをしっかり活用できる、過熱したトマトのおすすめレシピを1点ご紹介しますね!
トマトを使ったおすすめレシピ
ラタトゥイユ
材料(1人分)
なす 50g
トマト 50g
ズッキーニ 20g
人参 20g
ピーマン 20g
玉ねぎ 30g
にんにく 少々
オリーブオイル 少量
固形コンソメ 1/4個
塩コショウ 少々
作り方
- トマトは皮を湯むきにしてザク切りにする。
- 玉ねぎは薄切り、その他の野菜は一口大に切る。
- 鍋にオリーブオイルとニンニクを入れて弱火にかける。
- 硬い野菜から順番に炒める。
- 固形コンソメを入れて弱火で蒸し煮して塩コショウで味を整えたら完成!
いろんな野菜も一緒に食べる事ができ、温かいので体も温めてくれますよ。
是非、一度試してみてくださいね^^
トマトにはたくさんの栄養がある事がわかりました。
カロリーは低いけど、糖質は少々高めのトマト。
たくさん食べても大丈夫なのか?
今回はこれが本題でしたね。
回り道をしましたが、結論から言うとトマトの食べ過ぎは結果的に太ってしまいます。
確かにトマトは低カロリーなのですが、そのほとんどは水分です。
なので食べ過ぎると体が冷えてしまいます。
冷えた体は代謝が悪くなり脂肪をため込むようになって痩せにくい体になります。
トマトが直接的に太る原因ではありません。
体質が変化する事が太る原因です。
これを解消するためには、先ほど言ったようにトマトを過熱してから食べた方がいいでしょう。
太るとはいえ、トマトには豊富なビタミン、ミネラルが含まれています。
それを食べないのは勿体ないです。
食べ過ぎに注意したり、加熱したり工夫することで太る事は避ける事が出来ますよ^^
まとめ
今回はトマト1個のカロリー、糖質、栄養についてまとめてみました。
トマトの食べ過ぎは体を冷やすので、結果的に痩せにくい体質に変化し太ってしまう事がわかりましたね。
でもトマトにはリコピンが入っているので、食べ過ぎなければ積極的に摂りたい食材です。
どうしてもたくさん食べたい人は過熱してから食べてくださいね。
トマトは年中食べる事の出来る食材です。
美容、健康のためにも是非食べましょう!
ではまた~( ´ ▽ ` )ノ