冬にコタツでみかん。
定番になっていますよね。
みかんにはビタミンCが豊富に含まれているので、冬にみかんは風邪予防対策としても効果的です。
でもただテレビを見ながら、だらだらみかんを食べるのは勿体ないです。
実はみかんの栄養を効果的に摂取できる食べ方があるんです。
今回はその効果的な食べ方のご紹介です。
目次
みかんの栄養
まずは食べ方の前にみかんの持つ大事な栄養成分を知る事が先決です。
なので、主な栄養から・・・
みかんにはビタミンCがたくさん含まれている事で知られています。
ビタミンCは美白、風邪予防などお肌にも健康にも必要な栄養素です。
その他にもみかんにはたくさんのビタミン系の成分が含まれています。
でも実はそれだけではないんです。
みかんに含まれている大事な成分が「βクリプトキサンチン」
この成分は、抗酸化作用を持っています。
体は活性酸素が溜まっていくと老化や病気の原因に繋がります。
「酸化」という言葉を聞いた事があると思います。
抗酸化作用はこの酸化を抑える働きをします。
酸化は血管も同じで老化していくと硬く、細くなっていきます。
血管が老化すると体中に血液を運びにくくり、動脈硬化の原因になります。
特に冬は脳梗塞や心筋梗塞、脳卒中などが起こりやすくなります。
これらを防ぐためにも血管を柔らかく広げておくことが大切です。
血管が老化しているかどうかは血管年齢を調べることで分かります。
「血管年齢」聞いた事がありますよね。
血管年齢が高いとそれだけ動脈硬化になる可能性が高くなります。
血管年齢は内科で簡単に検査できるので、気になる方は一度見てもらってください。
話がそれましたが「活性酸素」もよく聞く言葉だと思いますが具体的に説明しますね。
活性酸素って?
活性酸素は、空気中にある酸素が影響しています。
私たちは酸素がないと生きていけません。
その吸った酸素と栄養素が結びついてエネルギーとなり生きているのですが、全てが結びつくわけでもなく余ってしまう酸素もあります。
その余った酸素が活性酸素となって体をサビさせ老化や病気の原因になります。
その他、ストレスや喫煙、紫外線、飲酒も酸化の原因です。
人間の体は元々、抗酸化作用を持っているのですが、年とともにこの力が弱まっていきます。
そして活性酸素の力が強くなり、様々な病気や老化へと繋がります。
なので年がいっている人ほど、抗酸化作用のある食べ物を積極的に摂った方がいいんです。
そこで効果を発揮するのがみかんの中に含まれるβクリプトキサンチンです。
βクリプトキサンチンって何?
先ほど、みかんの中にはβクリプトキサンチンという成分が含まれていると言いました。
この成分はカロテノイドの一種です。
果物に含まれている成分ですが、特にみかんの中に多く含まれています。
βクリプトキサンチンは抗酸化作用だけではなく、肝機能障害、骨粗鬆症、動脈硬化、ストレス緩和、インスリンの働きをよくするなど生活習慣病に効果を発揮すると言われています。
それだけではなく、メタボリックシンドロームにも効果があるそうです。
ではこのβクリプトキサンチンを効果的に摂取するにはどんな食べ方をすればいいのでしょうか?
みかんの効果的な食べ方
お待たせしました。
それではいよいよ効果的な食べ方についてです。
βクリプトキサンチンは1日に3mg摂取するといいと言われています。
ポイント1 個数
1日に食べていい個数は3個が適当です。
これ以上は糖質が多いので太る原因になります。
なので個数3個を守ってください。
みかんのカロリー、糖質についてはこちらの記事を参考にしてください。
⇒みかん1個のカロリーや糖質は?ダイエット中は食べ過ぎると太る?
ポイント2 糖度
甘いみかんを選ぶ事!
糖度が高いほど、βクリプトキサンチンの量が多い事が分かっています。
甘いみかんの見分け方は、ヘタの細いもの、皮がしわしわのものを選ぶといいでしょう。
みかんのほとんどは水分です。
ヘタが細いとみかんに水分が行き渡らなくなり、皮がシワシワになって糖度が増します。
みかんを選ぶ時は、ヘタと皮で判断してください。
ポイント3 時間
食べる時間も大事です。
βクリプトキサンチンを効率的に摂取できるのは食後です。
βクリプトキサンチンは脂溶性なので油に溶ける性質を持っています。
食事に含まれる脂に溶けて効率よく体に取りこむ事が出来るんです。
ポイント4 白いスジ
みかんの実についている白いスジ。
あれは取らないで食べてください。
この白いスジにはヘスペリジンという成分が含まれていて、冷え性や毛細血管を広げる働きがあると言われています。
血管が広がると血流もよくなるので動脈硬化も予防できますね。
また血圧の高い人にも下げる効果があるので、そのまま食べる事をお勧めします。
以上がみかんの栄養を効果的に摂取する食べ方です。
その他にも、柑橘系の果物にはリモネンという香り成分が含まれています。
これを食前に嗅ぐだけで食欲が抑えられると言われています。
つい食べ過ぎてしまう人は、みかんの香りをかいでから食事をするといいでしょう。
まとめ
今回はみかんの栄養を効果的に摂取できる食べ方をご紹介しました。
冬に1日3個のみかんを食べていると、その効果が3か月ぐらいもつそうです。
食後のデザートとして、毎食後にはみかんを1個ずつ食べるようにしましょう。
朝、昼、夜と分ければ、ちょうど1日3個です。
一度に3個食べるのではなく、分けて食べた方がいいですよ。
今回は以上です。
ではまた~ヽ(○・▽・○)ノ