キウイの緑は果肉が緑色でグリーンキウイと呼ばれています。
そして果肉が黄色いキウイはゴールドキウイと言われています。
昔はグリーンキウイしかなかったのですが、いつのまにかゴールドキウイが出てきましたね。
このゴールドキウイは、ゼスプリ社が日本人の味覚にあうように品種改良したものです。
この両者の違いは何なんでしょうか。
また栄養価が高いのはどちらなのでしょうか。
今回はキウイの緑と黄色の違いを調べてみました。
キウイの緑と黄色の違い
色だけではなく、見た目も味も違いがあります。
まずは見た目から・・・
柔毛
「キウイには毛がはえている」というのが常識でした。
この毛は柔毛と言われるやわらかい産毛のようなものです。
でも黄色のゴールドキウイには、この柔毛がありません。
柔毛がない分、ツヤがあるように見えます。
大きさも若干、黄色のゴールドキウイの方が大きいような気がします。
糖度
緑色のグリーンキウイの方が酸味があります。
それに対して黄色のゴールドキウイは甘くて、その糖度はグリーンキウイより2~3度高いと言われています。
私もゴールドキウイの方が甘くて好きです。
見た目と甘さのほかに、栄養の違いはあるのでしょうか?
ここからは栄養について見ていきましょう。
栄養の違い
表にして比べてみた方が分かりやすいでしょう。
量は100gで比較しています。
栄養成分 | 緑(グリーンキウイ) | 黄(ゴールドキウイ) |
カロリー | 53kcal | 59kcal |
糖質 | 11.5g | 13.5g |
食物繊維 | 2.5g | 1.4g |
カリウム | 290mg | 300mg |
カルシウム | 33mg | 17mg | マグネシウム | 13mg | 12mg | リン | 32mg | 25mg | βカロテン | 66μg | 41μg | 葉酸 | 36μg | 32μg | ビタミンC | 69mg | 140mg |
カロリーはほぼ変わりませんね。
糖質は黄色のゴールドキウイの方が甘いので、少し高くなっています。
食物繊維は圧倒的に緑のグリーンキウイの方が多くなっています。
それに対してビタミンCは、黄色のゴールドキウイの方が倍の量になっています。
ビタミンCは、美白や抗酸化作用があるので美肌のためにはなくてはならない栄養成分です。
その他にもキウイには、体内の余分な水分や塩分を排出してくれるカリウムも豊富に含まれているし、骨の形成に役立つカルシウムも含まれています。
まさに万能な食材ですよね^^
大きな栄養成分の差は食物繊維とビタミンCなので
美容が気になる人は黄のゴールドキウイ
と分けて選ぶといいでしょう。
効果的な食べ方
キウイにはアクチニジンというタンパク質の消化を助ける酵素が入っています。
普段、お肉や魚などのタンパク質を食べて胃がもたれるという人はキウイと一緒に食べると消化、吸収が良くなるので試してみてください。
このアクチニジンは、お肉を柔らかくする働きもあるのでキウイを潰してお肉を漬けておくといいですよ。
ただこのアクチニジンは緑のグリーンキウイにしか入っていません。
そして温度もポイントです。
40度~60度が一番アクチニジンを効率よく取れる温度です。
アクチニジンの働きはタンパク質を分解するので、消化を助けてくれるのですが、それだけではなく口臭も予防できるそうですよ。
またキウイの皮にも栄養がたくさん含まれています。
できるなら皮ごと食べる方が理想的です。
スムージーなら皮も気にならないですよね。
どうしても柔毛が気になる人は、軽く洗ってから使用する産毛がとれるので、試してみてください。
でもネット上では「キウイの皮を食べるのは抵抗がある」という声が多いです。
そんな人は無理をして食べなくても果肉だけでも、栄養がたくさんあるので半分に切ってスプーンですくって食べてください。
ここでおすすめのキウイドレッシングのレシピを載せておきますね。
キウイドレッシング
材料(2人分)
キウイ 1個
しょうゆ 大さじ1.5
酢 大さじ1.5
水 大さじ1
作り方
これらをすべてミキサーに入れて混ぜるだけ!
このドレッシングをお肉にかけるとタンパク質の消化、吸収に効果を発揮しますよ。
一度試してみてくださいね。
まとめ
今回は緑のグリーンキウイと黄色のゴールドキウイの違いや栄養を比較してみました。
どちらも栄養面では果物の中でもトップクラスです。
好みに合わせて選ぶといいでしょう。
そしてキウイは皮ごと食べる事をお勧めします^^
今回の記事が参考になれば嬉しいです。
ではまた~( ´ ▽ ` )ノ